第76回ＰＧＣ開催報告

　3月14日（日）午前10時より鶴見大学歯学部2号館3階第10講堂および歯学部付属病院3階にて、第76回PGCが開催された．演題は「包括的オーラルケアの到達点Ⅱ(講演付き実習)」と題し、鶴見大学歯学部探索歯学講座花田信弘教授、同講座非常勤講師で滋賀県開業の井田　亮先生、上田友和技工士ならびに野邑浩美歯科衛生士を講師に迎え、講演と実習を行っていただいた．受講者は65名（3DSコース39名＝歯科医師・歯科技工士、PMTCコース20名＝歯科衛生士、見学6名）であった。午前は、村田同窓会会長の挨拶の後、花田教授から、う蝕発生のメカニズム、唾液、細菌との関係、3DSの基礎について、井田先生から、ご自身の歯科医院の紹介、日常臨床、3DSの取り組みについてお話いただいた。その後、上田技工士から3DSに使用するドラッグリテーナー（マウストレー）について、野邑歯科衛生士から3DSの際に行うPMTCについてのお話があった。昼食時には、PMTC・3DSの術式をビデオで流して具体的な流れを学んだ。午後からは3DSコース（2号館3階の基礎実習室および石膏室）とPMTCコース（附属病院3階総合歯科2診療室）に分かれて実習を行った。3DSコースは、受講生が事前に持参した上顎の石膏模型に、3DSで使用するリテーナーを、上田講師の指導のもとで製作した。PMTCコースは、受講生が2人一組になり、野邑講師の指導を受けながら、診療ユニットでPMTCを実際に行った。実習終了後の質疑応答では、受講者から多くの質問が寄せられ、それに対して花田教授をはじめ講師の方々から的確な回答がなされた。特に花田教授は、基礎的なことだけではなく臨床的な内容についても、エビデンスに基づいてお話され、受講生は熱心に聞き入っていた。その後、受講生を代表して歯学部1期生の竹内先生に、花田教授より修了証が授与された。最後に村田同窓会長より講師の先生方に感謝状が贈られ、閉会となった。

　　　　　　　　　　　　

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  講演中の花田先生
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  講演中の井田先生
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  3DS実習の様子
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  PMTC実習の様子