第62回ＰＧＣ開催報告

　11月13日午前10時より，講師に福島俊士教授，坪田有史先生をお招きし，第62回ポストグラデュエートコース「新しい支台築造のコンセプト・ファイバーポストとレジン支台築造−歯根破折の対策として支台築造を考える−」が開催された．

　午前中は主に失活歯に対する臨床上の考え方について福島教授からご講演いただき，その後レジン支台築造において使用するデュアルキュア型ボンディングシステムの使用手技について実習が行われた．午後には現在の支台築造の考え方などについて詳しく坪田先生にご講演いただき，直接法と間接法におけるファイバーポスト併用レジン支台築造の手技について実習が行われた．

　参加人数も35人と非常に多く大盛況であった．また，第二補綴講座からは20人を超えるスタッフが参加され，当日の進行はスムーズであった．参加者からは新しく改装された実習室設備の充実ぶりに驚嘆の声があがり，大変好評をいただいた．

　新しい材料であるファイバーポストを併用したレジン支台築造に対する理解が深まり，歯根破折の対策として有効であることがわかった．また，象牙質接着の難易度の高さに受講された先生方は大変興味を示されていた．

　今回のPGCが受講された先生方の臨床における支台築造のランクアップにつながれば幸いに思う．今後とも，多数の同窓会員がPGCへ参加していただけることを期待する．

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  ご講演中の福島教授
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  ご講演中の坪田先生
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  使用する実習器材
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  ファイバーポスト実習風景