第55回ＰＧＣ開催報告

　６月１日（日）午前１０時より鶴見大学歯学部附属病院５階の第３講堂および会議室において第５５回ＰＧＣ「インプラントにトライしてみませんか？」追加講演が開催された。

　講師は今回も口腔外科学教室第一講座助教授であり口腔顎顔面インプラント科科長の佐藤淳一先生、同科の大久保力廣先生、川崎文嗣先生、小久保裕司先生で、受講人数も６０名（他大学１０名を含む、当日欠席２名、見学１名）に増員して行った。

開催に先立ちまず本部團副会長の挨拶があり、引き続き瀬戸晥一病院長、新井髙副病院長が受講生にご挨拶をされた。

午前中はインプラントの総論からブローネマルクシステム、ＩＰインプラントの外科術式についての講義とビデオを使った実習のデモが行われた。その中でＩＰインプラントは術後、暫間的ではあるが即時荷重を与えられ、プロビジョナルを用い咀嚼機能の回復を直ぐに得ることが出来る有効な方法であり、術式もインプラント導入の手始めに適しているとのことだった。また、オーバーデンチャーによる機能回復においては長年使用も可能と示唆されていた。

昼食をはさみ、午後は２班に分かれて顎模型を使ったフィクスチャー埋入実習（ＩＰインプラント・ブローネマルクインプラント）と、もう一方ではインプラントと歯周病の講義が行われた。実習では２人１組でインプランターを使用し、２本のフィクスチャーを埋入、その後カバースクリュー装着まで行った。１時間程の実習になったが、講師の先生方には、受講生一人一人に対して丁寧なご指導をしていただいた。

その後は再び講堂に戻り、顎顔面インプラント、サイナスリフト術、骨移植などアドバンスの講義や、発売されたばかりの新システム「リプレスシステム」もビデオ紹介され、今回も前回と同様１日コースとしてはかなり充実した内容になった。

講演会終了後の質疑応答も活発な質問があり、満足度の高さを感じるものだった。最後に１期生の山崎美樹子先生が受講生の代表になり、ＩＰインプラントの認定書と修了書を佐藤淳一先生から授与された。その後、佐藤淳一先生には團副会長より感謝状が贈呈され、閉会に至った。

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第104回PGC開催報告 「バイタルサインの基礎の基礎！歯科で発生する全身的偶発症への対応」 2024年7月16日(火)掲載

第103回PGC開催報告 「抜歯か非抜歯か？矯正歯科治療における治療目標設定までのプロセスの再考」 2024年2月19日(月)掲載

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  挨拶をされる瀬戸病院長
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  挨拶をされる新井副病院長
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  講演される佐藤淳一先生　
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  講義を熱心に受講中
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  実習風景
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  実習風景