第85回PGC開催報告

3月31日(日)鶴見大学歯学部2号館において、第85回PGC「最新歯周治療 薬で斬り・外科で切る 最新薬物療法からブタ下顎骨を用いた歯周組織再生外科実習まで」が開催された. 当日は雨というあいにくの天気にもかかわらず、参加者は募集定員を上回る38名 であった．鶴見大学歯学部歯周病学講座より五味一博教授(6期)を講師にお迎えし、午前はアジスロマイシンを応用した一回法による全顎SRPについての講演を行っていただいた．歯周治療において、一回法による全顎SRPの有用性は証明されているが、一回で全顎の処置を行うために患者への負担が大きい．そこで、アジスロマイシンを応用することによって、患者の負担を軽減するとともに、効果的な治療結果を得られる新たな全顎SRPについて、実際の症例を示しながら医学的根拠も交えて分かりやすくご講演いただいた．午後からは、ブタ下顎骨を用いた歯肉剥離掻爬手術、GTR法およびエムドゲインによる歯周組織再生外科療法の実習が行われた．実習は少人数に班分けして行われ、五味教授が自らご指導くださり、受講者の理解が深まる実習となった．

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