鶴見大学歯学部同窓会広島県支部　平成24年度学術講演会

12月1日（土）師走初日の週末ということもあり、何かとせわしい混雑が見られるＡＮＡクラウンプラザホテルの7階シリウスにおいて午後4時30分から　平成24年度学術講演会が開催された。
　兼森紀代子学術部理事の司会のもと、松原博久支部長開会のあいさつの後、鶴見大学歯学部歯内療法学講座の細矢哲康教授をお迎えして、「歯内療法における基本的概念」という演題で講演が行われた。簡便な抄録だが、現在　抜髄、根管拡大に必要な多種多様な機材がある中で、まず知っておくべき歯内療法を成功させる基本を教えていただいた。知る事でその応用範囲が拡大できる安全/安心/無菌的な処置の基本と言う内容で　1)髄腔開拡、根管拡大、形成　2)無菌的処置の根管洗浄　3)最近にわかに評判のマイクロスコープ使用時の根管内の状態とその治療法　4)外科的歯内療法の成功例についての項目に沿って講演は行われた。
　90分という時間の縛りには物足りなさを感じた中身の濃い充実したお話を拝聴する事が出来た。歯内療法における基本的理念と実践概念を忠実に遵守した世界標準規格の方式で処理しても　日本では上顎６，７番の抜髄、根充の保険点数で総計約13000円　アメリカでは19万円である。世界の歯科医療費の格差は何を物語っているかについての疑問も生じた講演でもあった。講演は井上総務部長の謝辞で閉会した。
終了後　同会場にて写真撮影、懇親会を行った。林優美先生の乾杯の音頭にはじまり、和やかな雰囲気のうち　楽しい語らいの時間を持てた。谷口副支部長の閉会のあいさつで終了した。

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  講演のようす
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  集合写真