Graffiti of Dental Technology
Vol.47 : スケルトン裏側に機械的維持形態の付与
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はじめに |
| 化学的接着と機械的維持の併用 |
| スケルトン表側への機械的維持形態の付与は従来から一部で応用され、その効果は臨床的に確認されていた。しかし、スケルトン裏側への機械的維持形態の付与は難しく化学的接着だけに頼るため剥離することが多かった。そこでレジンを確実に長期にわたって接着させるためには、表側と同じような機械的維持形態の付与が必要となる。 |
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| スケルトン表側へ機械的維持としてリテンションビーズを付与しておく。 | 金属接着性プライマーによる化学的接着と機械的維持の併用により接着の長期持続が可能である。 |
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| Co-Cr合金床の床基底面にレジンの剥離(赤丸印)が見られた。 | スケルトン裏側のレジンは全て剥離し、汚れの侵入もあった。スケルトン裏側にも化学的接着と機械的維持併用の必要性を強く感じる |
| シャープペンシルの「芯」を利用する方法 |
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| スケルトン裏側への機械的維持付与はリリーフ用のワックス(★印)に機械的維持の凹形態を形成しておけばよい。 | 凹形態の形成はシャープペンシルの芯(0.5mm)を利用する。リリーフのワックスに軽く刺すだけで、簡単に形成することができる。 |
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| シャープペンシルの芯は模型を傷つけることはなく、位置、数、角度、深さの設定は自由である。 | 複印象材が細部まで行き渡るように圧力釜(パーマポット/ジーシー)を使用するとよい。 |
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| シャープペンシルの芯の形態が正確に再現されている。多少の気泡は問題ない。 | 機械的維持の凹形態が再現された耐火模型。 |
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| 機械的維持の付与とともに表面積が増加し、接着の長期持続が期待できる。 | 完成した金属床義歯のスケルトン裏側。維持形態が流し込みレジンの流れを妨げることはない。 |
| 彫刻刀の尖端を利用する方法 |
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| 彫刻刀やワックス形成器の尖端で凹形態を形成することもできる。模型を傷つけないように溝を彫り込む。 | 維持効果が発揮できるように角度や方向を変えながら彫り込むとよい。 |
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| シャープペンシル芯の利用と同様に簡単に機械的維持を付与することができる。 | 角度や方向の異なる多数の突起が接着の長期持続に効果を発揮している。 |
おわりに |
Presented byY.Miyama(歯科技工研修科 三山善也)