Graffiti of Dental Technology


Vol.10:あると便利な3種類の自家製ミニバフ 

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はじめに

 研磨の仕上げにバフ研磨を行ないますが、細かなところはバフを当てにくかったり、狭く奥行きのあるところはバフの形状が合わず研磨できなかったりします。もっと細かなところが研磨できるバフがあればいいのに・・・と思ったことはありませんか?そこで今回は、あると便利な3種類の自家製ミニバフを紹介します。

 


1 薄型ミニバフ

  バフが薄く小さいので

    ・細かなところの研磨ができます。

    ・研磨したい部分を選択的に研磨することができます。

    ・補綴物を引っ掛けて破損や変形をさせてしまうことがありません。

 

- 使用例 -

義歯の歯間乳頭部の研磨
インプラント上部構造の研磨
その他、鋳造冠やハイブリッドセラミックスInなどの咬合面の研磨や咬合調整後の研磨に便利です。

 

- 作り方 -

1.市販の鹿革バフをばらして

 一枚を小さくカット

使い古しのバフを再利用することもできます。

2.マンドレールに固定して完成

 

コメットのマンドレール NO.304はネジの径が小さく使い易いです。


 

2 縦型ミニバフ

バフが縦型なので、狭くて奥行きのある箇所の研磨ができます。

 

- 使用例 -
クラスプ内面付近の研磨
オーバーデンチャー内面の研磨
その他、デンチャーのレジンアップ内面などの研磨に便利です。

 

- 作り方 -
1.縦長にカットした鹿革バフをペーパーコーンのマンドレールに差し込む

2.完成

 


 

3 尖頭型ミニバフ

先端が尖っているので、さらに奥行きがある細かな箇所を研磨することができます。

 

- 使用例 -
コーヌス外冠内面の研磨
キャップクラスプ内面の研磨
その他、オクルーザルスプリントの内面やCrのレストシート、ミリング面などの研磨に便利です。

 

- 作り方 -
1.三角形にカットした鹿革バフを瞬間接着剤で爪楊枝に固定する

2.完成


 

まとめ
 今回は3種類の自家製ミニバフを紹介しました。バフの枚数を増やしたり、カットの大きさが違うバフをいくつか作っておくとさらに便利に使えます。身近な材料で簡単に作れますので、ぜひお試しください。

参考文献
 
加賀谷 忠樹:鋳造咬合面の溝はどのように研磨するか.歯科技工 ,12 (7) : 791〜818,1984. 

Presented by K.Sugiyama(歯科技工研修科 杉山 浩一)


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